グーグル・ビデオは国ごとの枷をはめ(まぁいまは米国だけだろうけど),一般ユーザーからのビデオを完全フリーにしてヘンテコなバランスを取っているが。果たして,日本でのグーグル・ビデオを期待しているのは,ムダな希望なんだろうか?
quote:1月10日,パリの地方裁判所はワーナーミュージック社のフィル・コリンズのCDに対して,そのDRM(デジタル権利管理)に不利な判決を下した。ワーナーミュージック社には原告の損害賠償と懲罰的罰金として5000ユーロ(71万5千円)が科せられ,また,ユーザーがどんなメディアにでもコピーするのを妨げるDRMの使用を,法廷は禁止した。この決定は,消費者団体によって称賛されている。
このニュースを報じる日本語のページもサイトもみつからなくて,英語をしっかりと読めるわけぢゃないわたしは,果たして間違いなく伝えているかどうかつかみ切れてないんだけど(もちろん伝えているとは思っているけど),こんなにもはっきりとわかりやすい判決が出ているのにそれを伝えない日本のメディアっていったいなにをやっているのだろう? たぶん上告しているだろうから(未確認)もちろん判決が出たといい切るわけにはいかない。けど,そういう判決があったっておかしくなんかない。個人的には至極真っ当な判決であり,世界中から支持されてしかるべき判決だ。
というよりは,将来的にはいわゆるDRMというのは根本から消滅してしかるべきものだ。まったく存在価値のない,社会にとって毒悪でしかないものだ。日本にあったらしいCCCDとかいうのもそうだったし,いまもあるDVDビデオもそうだ。世の中には一部のテレビ放送が録画できるとかできないとか,そんなことをしようとしているような人たちもいるのだという。コピーできなくするのも録画できなくするのも勝手だが,それらはしかるべき措置(それを違法とかいうのはお笑い草だが)をとらなければ検索によって探し出すこともできない,誰からも必要とされない動画になるだけだ。この世に存在価値のある,そんな動画には,DRMなんて,最初からかかってなどいないのだから。
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